【ネタバレ】映画『アルゴ』は実話?あらすじや感想、視聴可能な配信サービスも

※本ページにはプロモーションが含まれます

2012年に日本で公開された映画『アルゴ』。
主演は『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1998)や『ザ・タウン』(2010)などの作品で知られる、ベン・アフレックです。

第85回アカデミー賞作品賞受賞作品としても知られる本作。
今回は映画『アルゴ』の基本情報から実際に視た感想、視聴可能な配信サービスまでご紹介していきます。

映画『アルゴ』の監督やキャストは?

『アルゴ』の監督・脚本・主なキャスト等は以下の通りです。

公開日2012年10月26日
上映時間120分
監督ベン・アフレック
脚本クリス・テリオ
キャストベン・アフレック
ブライアン・クランストン
アラン・アーキン
ジョン・グッドマン
公式サイトhttps://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3695

映画『アルゴ』のあらすじ

全世界を震撼させた、歴史に残る大事件が起きたのは、1979年11月。革命が吹き荒れるイランで、過激派がアメリカ大使館を襲撃、大使館員を人質にとる。彼らの要求は、悪政の限りを尽くしてアメリカに逃げた前国王の引き渡しだった。混乱のなか裏口から6人が脱出、カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。絶望的な状況を打破するため、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスが呼ばれた。
トニーの“名案”は、ウソの映画を企画し、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという作戦。特殊メイクの第一人者で、『猿の惑星』でアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバースが協力、瞬く間にプロデューサーと脚本が用意され、SFファンタジー「アルゴ」の盛大な記者発表が行われた。イランどころかアメリカまでも欺き、タイムリミット72時間のハリウッド作戦が始まった! ところが──絶対にバレると反発する6人、脱出者がいることに気づくイラン、緊迫のなかCIAから作戦中止の命令が! 果たして6人の命の行方は──?

引用元:公式サイト

緊張感のあるやり取りや大使館員の奪還作戦は、観ていて手に汗握る展開です。

こちらはフィクションですが、本ブログでは潜入捜査官とスパイの騙し合いに次ぐ騙し合いに手に汗握る映画『ディパーテッド』についてもレビューしています。気になる方はこちらからぜひチェックしてみてくださいね!

>>【ネタバレなし】映画『ディパーテッド』のあらすじは?元ネタや視聴可能な動画サイトも

『アルゴ』は実話?題材となった事件は?

『アルゴ』は、1979年に起きた「イランアメリカ大使館人質事件」を題材とした映画です。
ここでは、元となった事件の概要についてご紹介します。

どんな事件だった?

『アルゴ』の題材となったのは、1979年~1980年にかけてイランの首都であるテヘランで起こった「イランアメリカ大使館人質事件」です。

イスラム革命防衛隊と暴徒化した革命派の学生がアメリカ大使館を占拠。アメリカの大使館員を人質に取ります。
その際、秘密裏に逃げ出すことに成功した6人の大使館員がいました。彼らをイランから無事に脱出させるまでの過程にスポットを当てたのが本作なのです。

アントニオ・J・メンデス(作中ではトニー・メンデス)含むCIAの救出グループ、が提案したのは『アルゴ』というSF映画の製作スタッフとして大使館員6名を帰国させるという、一見すると荒唐無稽な作戦でした。

フィクションと実話

劇中では事件当時の実際の映像が随所に散りばめられているだけでなく、事件に関わった実在の人物をモデルとした人物が登場するため非常にリアリティが感じられます。

ただし、映画の内容が全て事実に沿っているわけではありません。
作品として脚色やフィクションが随所に織り交ぜてあるため、それが議論を呼ぶ結果となったようです。

【ネタバレあり】実際に『アルゴ』視聴した感想

ここでは、『アルゴ』を実際に視聴した感想についてご紹介していきます。
『アルゴ』が気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

『アルゴ』はこんな人におすすめ!

『アルゴ』は、下記のような方におすすめの映画です。

  • 実話を元にした、リアリティのある作品が観たい方
  • ウソのような本当の話が好きな方
  • ハラハラどきどきする、緊張感のある作品が観たい方

感想:事実は小説よりも奇なり

もう見出しの一言が全てなのですが、この一連の事件が全て事実に基づいているということが信じられないくらい、フィクションよりもフィクションらしい作品です。

大使館員を映画の撮影クルーに仕立て上げてイランからの脱出を試みるなんて、普通では絶対にあり得ない話ですよね。ただ裏を返せば、そんな無茶苦茶とも思える作戦に頼らざるを得ないくらい選択肢が狭く、切羽詰まっていたのだということが推し量れます。

本作の凄いところは、事実は事実として忠実に描きながらも、映画としてしっかりと山場や見せ場が作られていること。
ちなみに映画と事実とで違う点は下記の通り。

  • テヘランへの潜入は、実際には2人で行った。(映画ではトニーのみ)
  • 大使館員6名は、実際には複数箇所に分散して身を隠していた。(映画では全員カナダ大使公邸にいる)
  • 実際には他にも作戦があり、大使館員が自分たちで選択した(映画では『アルゴ』作戦のみ)
  • テヘランのバザールでのロケハンは、実際には行っていない
  • 脱出前夜の中止命令は、実際には30分後に大統領から許可が下りている(映画では命令を無視)
  • ラストの脱出シーンのような、兵士から追いかけられるというような出来事は無かった

意図的に物語にメリハリが付けられていて、とてもすんなりとわかりやすい展開となっていました。

そしてもう一つ凄い点が、登場人物の描き方。既に視聴した方はおわかりだと思いますが、もう実際の事件の当事者の方々と俳優さんがそっくりなんです!
服装から髪型、雰囲気までしっかりと作り込んである。そんなところにまでベン・アフレックのこだわりが垣間見えます。

事実や結末を知った上でも、十分に楽しめる作品です。

ハラハラドキドキする映画が観たい人におすすめ!

実際の事件に基づいているとのことで、もしかしたらヘビーな作品かと視聴するのをためらっている方もいるかもしれません。
しかしいざ視聴してみると、そんなに重たい気持ちになることもなく、サスペンス物としてかなり楽しむことができます。

リアリティのある作品が好きな方や、手に汗握る展開が好きな方はぜひ実際に視聴してみてくださいね!

※本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください

タイトルとURLをコピーしました