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一生懸命書いた文章に、たくさんの修正指示が入っていて落ち込んだことはありませんか?
この記事では、初心者ライターさんに特に多く見られる5つの修正項目について解説しています。
ご紹介するポイントをおさえるだけでも格段に読みやすい文章になるはずなので、文章力を上げたいとお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
2020年よりWebライターとして活動を始め、2024年に起業。大学時代に日本語検定2級、2024年にSEO検定3級・4級を取得する。現在はWEBメディアの編集者やSEOライターとして活動中。
Webライターが注意すべき文章の書き方5選
ライティング初心者がついやってしまいがちな文章表現は以下の5つです。
私が編集者としてフィードバックさせて頂いた中でも、ダントツで修正が多い項目です。
特に文末表現はクセになっている方がほとんど。
自分に当てはまる項目を確認して、まずは意識するところから始めてみましょう。
「~たり」の単独使用
並列を意味する「~たり」は、基本的に2~3回セットで使います。
誤用としてよく見られるのが以下のような文章です。
「映画を観る」と「ショッピングをする」「食事に行く」を並列する事柄として示したいので、正しくは以下のようになります。
下段のように3回並べて使ってもOKです。
ただし少しクドい印象なので、使う場面は選ぶ必要があります。
でも「たり」が単独使用されている場合もあるよね……?
そうなんです、最初に“基本的に”とお伝えしたのは、単独使用できる例があるから。
例えば以下のような文章であれば、単独使用しても構いません。
「掃除」をする以外にも同じような事柄が続くことを暗示する使い方です。
同類の事柄を2つ並べる際は「たり」を複数使用すると覚えておけば間違いありませんよ。
一文一義になっていない
一文一義とは、一文の中にひとつの情報だけを書く方法です。
これを意識するだけでも、ぐっと簡潔でわかりやすい文章になりますよ。
例えば以下の文章は、要点が絞られていないために何が重要なのかわかりにくくなっています。
昨日の会議では色々な意見が出ましたが、結局のところ、進行中の事項についても新しい提案があったものの、最終的に何をすべきかについては誰も明確に決められず、結局は持ち帰りとなりました。おそらく次回の会議でも似たような議論になるだろうという懸念があり、少し不安ですが、まだはっきりとした方向性が見えないので、次回の議題で何かを決めるという形になりそうです。
情報を整理すると、以下のようになります。
- 昨日の会議では色々な意見が出て、進行中の事項についても新しい提案がありました。
- しかし、何をすべきかについては誰も明確に決められず、結局は持ち帰りとなりました。
- おそらく、次回の会議でも似たような議論になるだろうという懸念があります。
- まだはっきりとした方向性が見えないので、次回の議題で何かを決めるという形になりそうです。
かなりすっきりとしたのではないでしょうか。
書いた文章に句読点が少ない、あるいは多い場合は、一文の中に複数の情報を詰め込んでいる可能性があります。
もしフィードバックで句読点について指摘されたり、何を言いたいかわかりづらいと指摘されたりした経験があるなら、一文一義を意識して執筆してみると良いでしょう。
同じ文末表現の連続使用
同じ語尾を3回以上連続使用するのは避けましょう。
なぜなら、全体が単調になるだけでなく、読む人に稚拙な印象を与えてしまうから。
下記は同じ語尾が続く例です。
ライターには、わかりやすい文章を書くことが求められます。
冗長な表現が続くと、読み手に意図が伝わりづらくなります。
そのため、要点に絞って簡潔に書く必要があります。
ライターには、わかりやすい文章を書くことが求められます。
冗長な表現が続くと、読み手に意図が伝わりづらくなるからです。
そのため、要点に絞った簡潔な文章の作成を心がけましょう。
このように文末に変化を付けると、淡々とした印象が和らぎます。
難しいと感じる場合は、執筆を終えた後に全体の文末表現を調整してもOKです。
格段に読みやすい文章になるはずなので、ぜひ試してみてくださいね。
重複表現の使用
重複表現とは、同じ意味を持つ言葉を重ねて使うことを指します。
「頭痛が痛い」という表現を聞いたことのある方は多いですよね。
重複表現の中には「過半数を超える」のように、意味を強調するためにあえて使われるものもあります。
そのため必ずしも全てが誤りとは言えませんが、使用すると文章が冗長な印象になってしまうこともあるため、慣れないうちは避ける方が良いでしょう。
その他のつい使ってしまいがちな表現は以下の通り。
自分では気付きにくいことも多いので、自信がないという方は「IWI日本語校正ツール」のような無料校正ツールを使ってみるのもおすすめですよ。
曖昧な表現の使用
ライティングにおいて、基本的に以下のような曖昧な表現の使用はNGとされています。
ライターの書く文章には、客観性や情報の正確さが求められます。
曖昧な表現を使用すると説得力がなくなるうえに、記事全体が稚拙な印象になってしまう恐れも。
曖昧な表現を避けるには、可能であれば具体的な数字を入れる、事実のみに絞って書くなどを意識すると良いでしょう。
文章校正ツールを利用するのもあり!
読みづらさの原因や文章のクセがイマイチわからない……という場合は、文章校正ツールを使ってみるのもひとつの手です。
オンライン上で無料利用が可能な「ENNO」や「文章校正ツール」は、手軽に日本語の間違いや誤字脱字をチェックするのにおすすめ。
文章表現や言い回しまでチェックしたい場合は有料の「Shodo(ショドー)」や「文賢」の利用が向いています。
Enno | 文章校正ツール | Shodo(ショドー) | 文賢 | |
---|---|---|---|---|
文字数制限 | なし (最大8,000文字程度を推奨) | 10,000文字 | 42,000文字 | 30,000文字 |
動作環境 | ブラウザ | ブラウザ | ブラウザ | ブラウザ |
初期費用 | なし | なし | なし | 11,880円(税込) |
料金 | 無料 | 無料 | 月額1,000円~2,000円(税込) (1,800文字まで無料) | 月額:2,178円(税込) |
個人ブログやサンプル記事のチェックであれば無料ツールで問題ありませんが、納品予定の記事だと無料ツールでは少し不安ですよね。
セキュリティ面が気になる、あるいは仕事で文章校正ツールを使いたいと言う方は、企業でも導入されているShodo(ショドー)や文賢を利用するのがおすすめです。
いずれにせよ、自分の目的に合ったツールを選んで使いこなすことが大切ですよ。
ポイントをおさえるだけで文章力はアップする!
ご紹介したポイントを意識するだけでも、記事の質はグッと向上します。
近年ではWEBページのユーザビリティがSEOに少なからず影響すると言われているため、ライターには簡潔でわかりやすい文章を書くことが求められています。
まずは文章のクセを知り「簡潔に書く」を意識するところから始めましょう。